TOP > 暮らしの表現 > 人間関係・地位 > 不仲・仲が悪い・犬猿の仲
それ以来山嵐はおれと口をきかない。机の上へ返した一銭五厘はいまだに机の上に乗っている。ほこりだらけになって乗っている。おれはむろん手が出せない、山嵐はけっして持って帰らない。この一銭五厘が二人の間の障壁になって、おれは話そうと思っても話せない、山嵐は頑として黙ってる。おれと山嵐には一銭五厘がたたった。しまいには学校へ出て一銭五厘を見るのが苦になった。
夏目 漱石 / 坊っちゃん 作品を確認(amazon)
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不仲・仲が悪い・犬猿の仲
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讐敵(しゅうてき)のように憎悪し合うほど険悪きわまる仲
海音寺 潮五郎 / 武道伝来記 amazon
心と心との撃ち合う音のない争い
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新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
あの長く続いた苦難の日々こそ、私たちに固い団結をもたらしてくれたのだ。たとえ別の星に移されても、私たちはすぐにお互いを仲間として認めあえるに違いないほどに。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
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