近くの沖にゆっくり明滅している廻転燈台の火
梶井基次郎 / 冬の蠅 ページ位置:91% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
灯台
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......の話をした。船員の腕にふさわしい逞 しい健康そうな女だった。その一人は私に婬 をすすめた。私はその金を払ったまま、港のありかをきいて外へ出てしまったのである。 私は近くの沖にゆっくり明滅している廻転燈台の火を眺めながら、永い絵巻のような夜の終わりを感じていた。舷の触れ合う音、とも綱の張る音、睡たげな船の灯、すべてが暗く静かにそして内輪で、柔 やかな感傷を誘った。どこ......
単語の意味
明滅(めいめつ)
沖(おき)
明滅・・・光が明るくなったり暗くなったりすること。明かりをつけたり消したりすること。
沖・・・海や湖の岸から離れた所。
ここに意味を表示
灯台の表現・描写・類語(水面・水中・水辺のカテゴリ)の一覧 ランダム5
銀色の燈台
林芙美子 / 新版 放浪記
近くの沖にゆっくり明滅している廻転燈台の火
梶井基次郎 / 冬の蠅
林芙美子 / 新版 放浪記
灯火のあたりだけ、霧は藤紫色にかわり、海が次第に黒みを増しつつある
武田 泰淳 / 風媒花 amazon
このカテゴリを全部見る
「水面・水中・水辺」カテゴリからランダム5
岡本かの子 / 渾沌未分
同じカテゴリの表現一覧
水面・水中・水辺 の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ