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家に帰りたいような、そうでないような気分だったから、天秤の片方の皿にひょいと分銅を置かれたような気がしたのだ。
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 ページ位置:48% 作品を確認(amazon)
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思い悩む・頭を悩ませる
決心・決断・覚悟する
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前後の文章を含んだ引用
......帰り際に掛けていった陽性の台詞があった。もうこの際、日航で連続トップ記録つくろうや──。「軽くいくか」 隣の岸がお猪口の手で言った。「いこう」 悠木は即答した。家に帰りたいような、そうでないような気分だったから、天秤の片方の皿にひょいと分銅を置かれたような気がしたのだ。 まともな紙面ができた。そんな思いが悠木の心を少しばかり浮き立たせてもいた。昨日までは五里霧中だった。降って湧いたような巨大事故に呑み込まれ、翻弄され、自らの存......
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決心・決断・覚悟するの表現・描写・類語(判断のカテゴリ)の一覧 ランダム5
こちらの崖からあちらの崖に、その谷間に目を瞑り、覚悟を決めて跳躍し、飛び移る思いで参加を決意した。
伊坂 幸太郎 / アイネクライネナハトムジーク amazon
思い入った決心を眉 に集めて
有島武郎 / 或る女
(一人暮らしの部屋を出ると決心)朝陽が昇りカーテンの隙間から部屋に向かって一筋の光が射したとき、私は自分が洞窟の突き当たりにある、ぬれた手触りのコンクリートの壁にタッチし、あとは来た道を戻るしかないことに気がついた。来た道を戻る、全力で戻ろうと決心した。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
睦子の目が有無をいわさぬ強さで私を見た。それでも抗うことは出来たが、私は受け入れた。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
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風が利用できなくなった帆船のような失望
岡本 かの子 / 岡本かの子全集 amazon
ずっと消えることなく心に掛かっていた鬱屈の霧
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
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この夢を見たあとで、わたしはひとつの重大な決心をした。わたしのそれなりに勤勉なつるはしの先はようやく強固な岩塊を叩く。こつん。わたしはミュウに、わたしが何を求めているかをはっきりと示そうと思う。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
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佃には気の優しいところがある。それでいて譲れない夢もある。自分の内側でずっと喧嘩をしているふたつの感情の狭間で揺れている心がいままた、動いた。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
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