汽笛が乳色の朝靄を縫うようにして長々と響きわたる
久間 十義 / ヤポニカ・タペストリー 作品を確認(amazon)
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汽笛
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単語の意味
乳色(ちちいろ)
汽笛(きてき)
乳色・・・牛乳のような色。少し濁りのあるような白。乳白色。
汽笛・・・機関車や蒸気船などの、蒸気を吹き込んで音を出す笛。
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汽笛の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
瀕死の野獣の悲鳴のような汽笛が聞こえる
高橋 和巳 / 捨子物語 amazon
汽笛が、間を置いてヒュウ、ヒュウと聞えた。
小林多喜二 / 蟹工船
遠ざかった上り列車から、また汽笛が微かに聞こえた
城山三郎 / 辛酸 amazon
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「音の響き」カテゴリからランダム5
オモチャ箱をひっくり返したようなドンチャン騒ぎ
坂口 安吾 / 母の上京 amazon
四月に 入ると花が咲くように京都の町々全体が咲き賑わった。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
「乗り物」カテゴリからランダム5
古風な機関車が真白な煙りを吐いて止まっている。それは葱(ねぎ)をふみながらきき耳立てた雄(お)ん鶏(どり)に似ている。
永井 龍男 / 絵本「朝霧・青電車その他 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
車窓の外を眺めていた。のっぺりとした平板な土地に、これという特徴のない建物が、どこまでも際限なく立ち並んでいる。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
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