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岡本かの子 / 河明り ページ位置:65% 作品を確認(青空文庫)
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花、植物のにおい
花畑・花壇
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前後の文章を含んだ引用
......ンガローが切り拓かれた四方へ大ランプの灯の光を投げている。 その光は巻き上げた支那簾 と共に、柱や簾に絡んでいる凌霄花 にやや強く当る。欄干の下に花壇もあるらしい。百合 と山査子 の匂いとだけ判って、あとは私の嗅覚 に慣れない、何の花とも判らない強い薬性の匂いが入れ混って鬱然 と刺戟 する。 私と社長は、その凌霄花の陰のベランダで、食後の涼をいつまでも入れている。娘は食後の洗物を手伝って、それから蓄音機をかけて、若い事務員たちのダンスの相手をしてや......
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花、植物のにおいの表現・描写・類語(におい・香りのカテゴリ)の一覧 ランダム5
一画に草の束が積み上げられ、青臭い汁の濃厚な匂いがたちこめる
奥泉 光 / 石の来歴 amazon
白い百合の花が三本入った花瓶が置かれていた。百合は大きく、瞑想に耽る異国の小さな動物のようにもったりしていた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
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花畑・花壇の表現・描写・類語(地上・陸地のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ゲンゲとタンポポと菫(すみれ)が、バラリと撒き散らされた珠玉のようにはげしく輝き合う
檀 一雄 / リツ子・その愛 amazon
レンゲの咲く田んぼが、遠くまで紅に煙るよう
辻井喬 / 暗夜遍歴 amazon
教会が夥しい菜の花に囲まれ、黄色い波間に浮んでいるよう
高樹 のぶ子 / 光抱く友よ amazon
つりがねそうか野ぎくかの花が、そこらいちめんに、夢 の中からでもかおりだしたというように咲 き
宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜
午後の日射しを照り返す花々
池井戸 潤「民王 (文春文庫)」に収録 amazon
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「におい・香り」カテゴリからランダム5
小さいすてきなおうちの玄関に立つと、プルメリアの花の香りでめまいがした。
よしもとばなな / まぼろしハワイ「まぼろしハワイ」に収録 amazon
「植物」カテゴリからランダム5
宮本百合子 / 伸子
花はもう散って、ただ羽毛のように葉をつけたしなやかな枝
福永 武彦 / 草の花 amazon
「地上・陸地」カテゴリからランダム5
バケツを伏せたような峯が聳えている。
夏目 漱石 / 草枕 amazon
眼下にはF市の街が灰色の大きな獣のように 蹲 まっている。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
梶井基次郎 / 路上
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