足音・靴音の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
なまめかしい足もとを想わせる、日和下駄の薄刃のキッキッといきに鳴っている音
高見 順 / 如何なる星の下に amazon
ばたばたっと附近から雁 のように立った跫音
吉川英治 / 無宿人国記
階段を降り始める。春の大気に、彼女の靴音がそっと差し込まれている。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
足音が、びろうどの上でも踏むように、軽くしとしとと地面に落ちる
谷崎 潤一郎 / 痴人の愛 amazon
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「音の響き」カテゴリからランダム5
気ままに散歩するようなフレーズ
五木 寛之 / ワルシャワの燕たち amazon
普門寺は日だまりに転び寝したような閑寂さの中に古りさびていた。
石川 達三 / 日蔭の村 amazon
巨獣が吼えるごとくごうごうと哮(たけ)って吹きあたる風の音
長与 善郎 / 青銅の基督 amazon
「歩く・歩き方」カテゴリからランダム5
穏やかな向かい風に身をあずけるような足取り
古井 由吉 / 栖 amazon
荷物はなく、手ぶらだった。針も刺繡糸も持っていない両手はひどく間が抜けて見えた。空っぽの両手を持て余し、自分で自分の十本の指をどう扱っていいのか分からないまま、仕方なく大げさに手を振って歩いている、という風情だった。
小川 洋子 / 亡き王女のための刺繡「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
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