すこぶる怒 った容子 で背中の毛を逆立 てている。
※備考※ 猫が
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:3% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
怒りによる体の反応、リアクション
猫
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......蔭でもう壱円五十銭くらい儲 けていやがる癖に、碌 なものを食わせた事もありゃしねえ。おい人間てものあ体 の善 い泥棒だぜ」さすが無学の黒もこのくらいの理窟 はわかると見えてすこぶる怒 った容子 で背中の毛を逆立 てている。吾輩は少々気味が悪くなったから善い加減にその場を胡魔化 して家 へ帰った。この時から吾輩は決して鼠をとるまいと決心した。しかし黒の子分になって鼠以外の御馳走を猟 って......
単語の意味
背中(せなか)
背中・・・背の中央。背骨のあたり。動物の胴体の背骨のある側。胸や腹と反対の面で、両肩の間から腰のあたりまでの部分。背(せ)。背面。
ここに意味を表示
怒りによる体の反応、リアクションの表現・描写(怒りのカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
猫の表現・描写・類語(地上の動物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
夏目漱石 / 吾輩は猫である
(猫は)片脚を威嚇的に二、三回、敵に向って槍のように伸ばして
武田 泰淳 / 風媒花 amazon
このカテゴリを全部見る
「地上の動物」カテゴリからランダム5
(猫は)まるで矢のような早さで、石榴の枝から枝へ
林 芙美子 / 女性神髄 (1949年) amazon
白い猫が一匹、よその家の軒下をわたって行った。
梶井基次郎 / 城のある町にて
「怒り」カテゴリからランダム5
三谷の口調には、彼に 阿諛 する気配が 微塵 もなかった。彼女はまるで、行列に急に割り込まれた人か何かのように、感情的に、本気で是永に腹を立てているのだった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
地上の動物 の表現の一覧
怒り の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ