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露国の監視船に追われて、スピードをかけると、(そんな時は何度もあった)船のどの部分もメリメリ鳴って、今にもその一つ、一つがバラバラにぐれそうだった。中風患者のように身体をふるわした。
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:21% 作品を確認(青空文庫)
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ポンコツ(壊れかけ・壊れそう)
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前後の文章を含んだ引用
......「名誉にも」ビッコにされ、魚のハラワタのように放って置かれた病院船や運送船が、幽霊よりも影のうすい姿を現わした。――少し蒸気を強くすると、パイプが破れて、吹いた。露国の監視船に追われて、スピードをかけると、(そんな時は何度もあった)船のどの部分もメリメリ鳴って、今にもその一つ、一つがバラバラにぐれそうだった。中風患者のように身体をふるわした。  然し、それでも全くかまわない。何故なぜなら、日本帝国のためどんなものでも立ち上るべき「とき」だったから。――それに、蟹工船は純然たる「工場」だった。然し工場法の適......
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身体(しんたい)
身体・・・人のからだ。肉体。
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池本夫人も苦しみを分かつように見守っている。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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