腹だけはおかしそうに絶えず浪立 たせて
芥川龍之介 / 河童 ページ位置:19% 作品を確認(青空文庫)
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笑う
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前後の文章を含んだ引用
......めに互いに殺し合う義勇隊ですね、――ああいう義勇隊に比べれば、ずっと僕たちの義勇隊は高尚ではないかと思いますがね。」 ラップは真面目 にこう言いながら、しかも太い腹だけはおかしそうに絶えず浪立 たせていました。が、僕は笑うどころか、あわててある河童 をつかまえようとしました。それは僕の油断を見すまし、その河童が僕の万年筆を盗んだことに気がついたからです。しかし......
単語の意味
腹(はら)
腹・・・1.ヒトなど動物の、胴の下半部の前面と考えられる側。背(せ)の反対側の部分。また、その内側にある内蔵。
2.(腹の内面にあるものとして)心。考え。感情。気持ち。また、度量や度胸、気力もいう。
3.物の中央の膨らんだ部分。「指の腹」「銚子の腹」など。
4.背に対して、物の内側の部分。
2.(腹の内面にあるものとして)心。考え。感情。気持ち。また、度量や度胸、気力もいう。
3.物の中央の膨らんだ部分。「指の腹」「銚子の腹」など。
4.背に対して、物の内側の部分。
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ハハハハと御釜 の蓋 へ身をもたして笑った。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
壁が崩れるような笑い方
獅子 文六 / てんやわんや amazon
大きな口を開け、椅子にのけぞるようにして笑った。口に入れたばかりのハンバーグの肉塊と白いごはん粒とが、赤黒い舌の上で混ざり合っているのが見えた
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
肩をゆすったけはいで、息のつまったような笑い声を立てる。
芥川龍之介 / 偸盗
表情がくずれ、声をたてて笑った。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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ひとりで旅へ出ることは、おのれを知ることになる。 つまり、見も知らなかった人びとが自分に相対しての口のききよう、表情のうごき、態度の変化などによって、 (ああ、自分は、この人にこうおもわれているのだな) ということがわかる。知合いの人たちではこうはいかぬ。まったく見知らぬ人のゆえに、その反応によって、われわれは、自分自分をたしかめることができるのである。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
しょっぱい涙が頬の傷に触れ、ひりひりと痛んだ
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
両手を広げ、手のひらを上に向けた。まるで砂漠の真ん中に立って、雨が降ってくるのを待ち受けている人のように。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
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江口の笑いは体の中で尾を引いていた。
向田邦子 / はめ殺し窓「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
照れて少し笑った。サングラスの奥の目が月のように細くなった。
よしもとばなな / 銀の月の下で「まぼろしハワイ」に収録 amazon
彼の少し窪んだ両眼の下の暗い 暈 のある辺りには、かすかに微笑が浮かんでいた
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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