おおいようもない終末感が暗い夕闇のよ... | 絶望・希望がないの表現・描写・類語｜小説の言葉集

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おおいようもない終末感が暗い夕闇のように胸にしずみこむ

光瀬龍 / 百億の昼と千億の夜　作品を確認（amazon）

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絶望・希望がない不安になる憂鬱・気分が晴れない

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単語の意味

夕闇（ゆうやみ）

終末（しゅうまつ）

胸（むね）

夕闇・・・日が沈んで、月が出るまでの間の薄い暗闇。夕方、月がなくて暗いこと。

終末・・・終わり。ものごとの最後に行き着くところ。

胸・・・１．体の前面で、首と腹との間の部分。また、その内側にある心臓や肺臓、胃などの内臓。
２．（胸に宿るとされている、）心。想い。心中。
３．乳房（ちぶさ）。おっぱい。

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絶望・希望がないの表現・描写・類語（悲しみのカテゴリ）の一覧ランダム５

絶望ということは、必ずしも死を選ませはしない。絶望の極死を選むということは、まだ、どこかに、それを敢行する意力が残っているときの事である。真の絶望というものは、ただ、人を痴呆（ちほう）状態に置く。脱力した状態のままで、ただ何となく口に希望らしいものを譫言（うわごと）のようにいわせるだけだ。

岡本かの子 / 母子叙情関連カテ絶望・希望がない自殺する

（共同体）顔の無い人間の集合体

死人のような絶望

園山夫人は、おそらくその時点で、死んでいたのかもしれない。心臓は動いているが、心は閉ざしていた。呼吸はするし、食事も摂るが、笑うことをやめた。

伊坂幸太郎 / オーデュボンの祈り　amazon関連カテ絶望・希望がない心を閉ざす・気持ちを開かない

ぎゅうっと胃のあたりが痛くなった。絶望だ。絶望が、雪子の目の前の景色をすべて消し去ろうとしているようにも思えた。

伊坂幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録　amazon関連カテ絶望・希望がない胃痛・胃の不快感

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不安になるの表現・描写・類語（恐怖・不安のカテゴリ）の一覧ランダム５

九時をすぎていた。夜の暗幕が町中に落ちていて、それは雪子の中を漂う不安と似ていた。

伊坂幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録　amazon関連カテ夜不安になる

朝食はルームサービスを睦子が頼んだ。　私は小さく胃のあたりが収縮し、金のことを考えた。

山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録　amazon

不気味さが、稲妻のように電光のように素早く体の中を駆け抜ける

関連カテ気味が悪い鳥肌が立つ怯える突然恐怖に襲われる不安になる

わたしの中で、不安のアメーバがじめじめ増殖していった。

小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録　amazon関連カテ不安になる気持ちが高まる・こみ上げる

虫を詳細に眺めやがて泣き出す子供のような確実に恐怖に変わる感動

三島由紀夫 / 美徳のよろめき　amazon関連カテ怖い・恐怖気味が悪い感動する不安になる

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「憂鬱・気分が晴れない」の表現・描写・類語（気分が晴れない・落ち込むのカテゴリ）の一覧ランダム５

決して心の楽しむ事のない絶望的な憂鬱

直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録　amazon

雨が続くと私の部屋には湿気が充満します。窓ぎわなどが濡れてしまっているのを見たりすると全く憂鬱になりました。

梶井基次郎 / 橡の花関連カテ憂鬱・気分が晴れない梅雨・夏の雨

憂鬱が立て込める

何だか生きている事がめんどうくさくなる。

林芙美子 / 新版　放浪記

訳もなく憂鬱

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胸で悲しみを感じるときの表現・描写・類語（気分が晴れない・落ち込むのカテゴリ）の一覧ランダム５

つかみどころのない悲しみが胸をくすぶる

関連カテ悲しみがこみ上げてくるむなしい・虚無感

するどい哀感が胸に突き刺さる

関連カテとても悲しい突然感じる悲しみ

（返ってくるはずのない父を待って）何台ものバスが過ぎた。乗客は次第に減って行った。一台をやりすごすたびに、恭一の心もうつろになって行った。からっぽのバスが来ると、胸もからっぽになった。

浅田次郎 / 角筈にて「鉄道員（ぽっぽや） (集英社文庫)」に収録　amazon

悲しいような思いに胸が詰まって涙ぐむ

胸に塩が埋まったように悲しい

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胸で恐怖を感じるときの表現・描写・類語（気分が晴れない・落ち込むのカテゴリ）の一覧ランダム５

わきの下や胸のくぼみにじっとりと汗がにじんでくるのが感じられた。

村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録　amazon

胸が疑惑に塞がれる

突然どこから飛び込んで来たのか知れない不快の念のために葉子の胸はかきむしられた。

有島武郎 / 或る女

胸が早鐘のように躍る

胸が潰れるほど長い時間だった。

遠藤周作「沈黙（新潮文庫）」に収録　amazon

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暗い気持ちの表現・描写・類語（気分が晴れない・落ち込むのカテゴリ）の一覧ランダム５

心が暗くなる

関連カテ気分が晴れない・じめじめした気持ち気持ちが暗い少し気分が晴れない・落ち込む

何だか身体中が溶けるように倦（だ）るくって、骨がみんな抜け落ちそうで、段々を一つ降りる毎（ごと）に眼の前が真暗になって、頭の中が水か何ぞのようにユラユラして痛みます。

夢野久作 / ドグラ・マグラ

幼少時代の苦労を思い出して暗澹とした顔つき

白いポロシャツや、つるんとしたほほの印象とはまるで折り合わない、暗い目

吉本ばなな「N・P (角川文庫)」に収録　amazon

心がとめどなく傷つけられ真っ暗になる

関連カテ気持ちが暗い傷心・心が傷つくとても心が傷つく

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胸で感じる気分が晴れないの表現・描写・類語'（気分が晴れない・落ち込むのカテゴリ）の一覧ランダム５

胸に重しが乗っかる。

綿矢りさ / かわいそうだね？「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録　amazon関連カテ憂鬱・気分が晴れないだるい・気分が重い・倦怠感

胸を搔きむしりたい衝動に駆られた

横山秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録　amazon

飛花落葉（ひからくよう）の感慨で胸が一杯になって

夏目漱石 / 吾輩は猫である関連カテ悲しい・悲しみ胸がいっぱいになる・胸が詰まる

今の自分は笑っている時でさえも左胸の異物感に怯えているのだ。ティエンは時折、無理をして笑った。そうすると、その異物感は、こつんこつんと胸を叩き、彼に憂鬱を忘れないよう自己主張するのだった。

山田詠美「新装版　ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録　amazon

胸がいっぱいになる

関連カテ胸がいっぱいになる・胸が詰まる切ない・やるせない

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気分が晴れない・落ち込むの比喩表現の例文一覧ランダム５

地面に心臓が落っこちた気分

関連カテとても悲しい失望気分が落ち込む・気持ちが沈む

元の木阿弥となり哀しい

関連カテ失望むなしい・虚無感

風が利用できなくなった帆船のような失望

岡本かの子 / 岡本かの子全集　amazon

ずっと消えることなく心に掛かっていた鬱屈の霧

横山秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録　amazon

気持ちは雲に覆われて雨に変わる

関連カテ気分が晴れない・じめじめした気持ち憂鬱・気分が晴れない気持ちが暗い

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悲しみの比喩表現の例文一覧ランダム５

白紙のコピー用紙が回ってきたときのような寂しさ

関連カテ少し悲しい寂しい突然さびしさを感じる

心の底を叩くと悲しい音がする

「さよなら」と言って、彼女をその物静かな水溜りのような悲しみの中にそっと置き去りにした

関連カテ少し悲しい悲しい・悲しみ悲しみに覆われる寂しい孤独・一人ぼっち

体の中を秋風が吹き抜けていくような思い

関連カテ少し悲しい寂しくて心が寒い突然感じる悲しみ

切り傷が風に触れるように心が痛い

関連カテ少し悲しい悲しい・悲しみ悲しくて胸（心）が痛い心（胸）が痛い

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恐怖・不安の比喩表現の例文一覧ランダム５

宙に浮いているような心もとない気分

吉本ばなな / 哀しい予感　amazon関連カテ少し怖い心細い

その不安は、池に張った薄氷のように私の心を覆うが、稀に破れる。しかし一夜にしてまた同じ氷が水面を覆い隠す。

関連カテ少し怖い心配する・気にかける怯える

雨のようにきりなく叩いてすぎる戦慄への予感

石原慎太郎 / 行為と死 (1967年)　amazon関連カテ少し怖い怖い・恐怖

ぐらつく椅子に座っているように心許ない

関連カテ惨め・情けない少し怖い心配する・気にかける怯える不安になる

そら恐ろしい気持ちが稲妻のように走る

関連カテ少し怖い怖い・恐怖鳥肌が立つ怯える突然恐怖に襲われる不安になる

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「気分が晴れない・落ち込む」カテゴリからランダム５

寿命が縮まるような鬱陶しさ

関連カテ気分が晴れない・じめじめした気持ち気持ちが暗いだるい・気分が重い・倦怠感

いたく落胆する

火の消えたような気持。

宮本百合子 / 伸子関連カテ気持ちが暗い気分が落ち込む・気持ちが沈む

胸が痛く締めつけられる

関連カテ傷心・心が傷つく胸がいっぱいになる・胸が詰まる切ない・やるせない心（胸）が痛い

心が滅入りこんでいく

関連カテ気分が晴れない・じめじめした気持ち気持ちが暗い気持ちが萎える（しょんぼり）

「悲しみ」カテゴリからランダム５

「誰かが死ぬと、残された人たちはみんな、その人にまつわるいろんな後悔を背負って生きていかなくちゃいけないんだね。」

小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録　amazon

気丈にも涙は見せなかったが、全身は小刻みに震えていた

428 ～封鎖された渋谷で～　amazon関連カテ泣きそう・泣くのを我慢体が小刻みに震える

心底悲しい

関連カテとても悲しい

顎が胸につくほど項垂れる

きゅっと折りたたまれた碧の体は、このまま三月の終わりに置き去りにされてしまいそうなほど、小さく見える。

朝井リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録　amazon

「恐怖・不安」カテゴリからランダム５

スポーツブラの色が変わるほど汗をかく

黒い雲のように不安と恐怖とが胸にひろがりはじめた。

遠藤周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録　amazon関連カテ怖い・恐怖不安になる

動悸を鎮めようと胸に手を宛てがう

平野啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録　amazon関連カテ冷静・落ち着く動悸・胸がドキドキ・心拍数が上がる

唇が蒼ざめる

関連カテ不安・怯え・恐怖の表情顔色が悪い・顔が青ざめる

気圧されたように息を吸い込む

関連カテ恐怖を感じたときのリアクション緊張する驚いたときのリアクションびっくりして呼吸が狂う緊張による体の反応、リアクション

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気分が晴れない・落ち込むの表現の一覧　

気分が落ち込む・気持ちが沈む

気分が晴れない・じめじめした気持ち

気分が晴れない・落ち込むのレベル

少し気分が晴れない・落ち込む

とても気分が晴れない・落ち込む

多くの感情は極限に達すると泣くにつながる

気分が晴れない・落ち込むの感覚、精神的な反応

気分が晴れない・落ち込むの表情、リアクション

怠ける・だらける・努力しない

足が重い、だるい、動かない

心の落ち込みによる体の反応、リアクション

元気のない歩き方

項垂れる・うつむく・頭を垂れる

（諦めや悲しみで）天を仰ぐ

暗い、元気のない声

食欲がない

気分が晴れない・落ち込んだ目つき

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その他の気分が晴れない・落ち込むの表現

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汗（をかく）

後ずさり・後ろへ下がる

首を縮こめる（すくめる）

身を寄せ合う

恐怖、不安な目・怯えた瞳

（緊張や寒さで）体が強ばる

血の気が引く

（驚きや恐怖で）飛び上がる

眉間のしわを寄せる（眉のひそみ）

腰が抜ける

猫背・背中を丸める

戦慄・恐怖で震える

（恐怖や緊張で）身がすくむ・体が動かない

恐怖を感じたときのリアクション

驚きや恐怖による寒気・ひやり

鳥肌が立つ

恐怖でためらう

視線をそらす・顔を背ける

不安・怯え・恐怖の表情

疑いの表情

意識を失う（気絶・失神）

息苦しい・呼吸ができない

嘔吐・吐き出す

動悸・胸がドキドキ・心拍数が上がる

現実逃避・現実から目を背ける

悲鳴を上げる・悲痛な叫び

悪寒（恐怖、発熱によるさむ気）

萎縮・体を縮める

足が震える

躊躇・ためらう

おそるおそる・おずおず

顔色が悪い・顔が青ざめる

（恐怖や驚きで）声にならない

ツバをのむ

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