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......茶に文字を綴り続け、やっと少し気持ちが落ち着いた。　ノートを丁寧に切り離し、折りたたむ。佳代子ちゃんとやりとりするときに使う封筒に入れると、手紙らしくなった。　ラブレターというにはあまりにも乱雑で、気持ちの排泄物のようになってしまった封筒を、それでも丁寧に鞄に入れた。　明日、これを本当に渡してしまおうか。その思いつきはとても遠い夢みたいだったし、やろうと思えばやってしまえるような気もした。　手紙......＜中略＞......はずがないのに、それを想像すると、気持ちが落ち着いた。私は眼鏡のフレームを触りながら周りに顔が見えないよう俯いて、ひたすらあり得ない妄想に没頭しながら歩いた。　恋愛感情はこじらせすぎると吐瀉物になるのかもしれない。私は、ずっと、この感情を嘔吐したかったのかもしれなかった。　鞄を抱きしめて教室のドアを開けると、気持ちは一瞬で萎んでいった。男子はいつも通りだったが、女子だけが一瞬でわかるくらいぴりっとした空気をしていたのだ。「結佳ち......