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自分が佃に行届いた看護をしようとするのも愛からではない。自分が冷酷でありたくない――つまりは自己満足のためだ。
宮本百合子 / 伸子 ページ位置:82% 作品を確認(青空文庫)
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偽善者・裏の顔・本性
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前後の文章を含んだ引用
......にこのことを思い出すことがあった。心が眼をみはって、気軽そうに物を云っている二人の心底の恐ろしい暗さを照した。――伸子は急に苦しくなって、唇がすくむのを覚えた。自分が佃に行届いた看護をしようとするのも愛からではない。自分が冷酷でありたくない――つまりは自己満足のためだ。伸子にそうささやくものさえあった。自分がもっと生一本な人間であったら、このような仁者ぶりは蹴とばしたろう。  全く自然にやりかけていた自分の単純な行為まで、変に偽......
単語の意味
満足(まんぞく)
満足・・・1.自分の思い通りになって、不満がないこと。これ以上注文のつけようがないこと。申し分がないこと。
2.十分なこと。完全なこと。
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