TOP > 感覚表現 > 状態・状況 > しわ寄せ・損な役回り
そのことが何倍かの強さになって、漁夫や雑夫に打ち当ってきた。――何時 でも、そして、何んでもドン詰りの引受所が「彼等」だけだった。
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:40% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
八つ当たり・モノに当たる
しわ寄せ・損な役回り
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......、他船の交換している無電を聞いて、その収獲を一々監督に知らせた。それで見ると、本船がどうしても負けているらしい事が分ってきた。監督がアセリ出した。すると、テキ面にそのことが何倍かの強さになって、漁夫や雑夫に打ち当ってきた。――何時 でも、そして、何んでもドン詰りの引受所が「彼等」だけだった。監督や雑夫長はわざと「船員」と「漁夫、雑夫」との間に、仕事の上で競争させるように仕組んだ。 同じ蟹 つぶしをしていながら、「船員に負けた」となると、(自分の儲 け......
単語の意味
詰る(なじる)
詰る・・・相手を問い詰めて非難する。相手の悪い点を責める。
ここに意味を表示
八つ当たり・モノに当たるの表現・描写・類語(怒りのカテゴリ)の一覧 ランダム5
何なのこれは、と卒業文集を私の前に突き付けると、頰をぶつようにリビングのテーブルに叩きつけた。
湊 かなえ / ポイズンドーター・ホーリーマザー「ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
しわ寄せ・損な役回りの表現・描写・類語(状態・状況のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「怒り」カテゴリからランダム5
「心が乱れる」カテゴリからランダム5
そんなにやきもきするのは、波にほえる犬のようなものだ
山本 有三 / 波 amazon
笑いながらも目玉が、皮膚の中を逃げ惑うように上下左右に動いていた。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
「状態・状況」カテゴリからランダム5
持っていたグラスを石の床に落とした。グラスはクリスタル特有の綺麗な音をたてて割れ
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
一面に鏡が仕掛けてあって、室中 のものが涯 てしもなく向うまで並び続いているように見える
夢野久作 / あやかしの鼓
カルデラのようなグラウンド大の窪地
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
怒り の表現の一覧
心が乱れる の表現の一覧
状態・状況 の表現の一覧
感情表現 大カテゴリ