自暴自棄のニヒリスト
岡本かの子 / 母子叙情 ページ位置:9% 作品を確認(青空文庫)
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ニヒリスト
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前後の文章を含んだ引用
......通って行った。 この言葉には、前物語があった。その頃、美男で酒徒の夫は留守勝ちであった。彼は青年期の有り余る覇気をもちあぐみ、元来の弱気を無理な非人情で押して、自暴自棄のニヒリストになり果てていた。かの女もむす子も貧しくて、食べるものにも事欠いたその時分、かの女は声を泣き嗄 らしたむす子を慰め兼ねて、まるで譫言 のようにいって聞かした。 「あー......
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自暴自棄のニヒリスト
岡本かの子 / 母子叙情
巴里はあらゆる刺戟を用いて一旦人の心を現実世界から遊離させる。極端なニヒリストにもする。
岡本かの子 / 巴里祭
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