絃は視線が自分の皮膚に当たる事に敏感で
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 ページ位置：74% 作品を確認（amazon）
この表現が分類されたカテゴリ
視線を感じる
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......りとは見えず、彼が目をつむっていることしか分からない。長く見つめていれば徐々に見えてきそうだったけれど、視線で彼を起こしてしまわないように、すぐに目をそらした。絃は視線が自分の皮膚に当たる事に敏感で、目をつむっていても私が見ていると勘付き、目をつむったままちょっと顔を歪めてから視線を避けるように反対側を向き身体を丸く縮こまらせてしまう。 絃に背を向けられる......
単語の意味
視線（しせん）
視線・・・目と、目が見ようとしているモノとを結ぶ線。目が見ている方向。見つめている方向。
ここに意味を表示
視線を感じるの表現・描写・類語（目・瞳のカテゴリ）の一覧 ランダム５
彼女は、父の眼が自分の上に注がれているのを感じた。
吉川英治 / 銀河まつり
後ろから見られるような気がして 身体 が窮屈であった。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
彼の視線が全部ソックスに集まっているような気がした。汗ばんだ掌が、ふくらはぎにぴったりはりついているようだった。
小川洋子 / 冷めない紅茶「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「目・瞳」カテゴリからランダム５
同じカテゴリの表現一覧
目・瞳 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ
