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有島武郎 / 或る女(前編) ページ位置:72% 作品を確認(青空文庫)
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人を思い通りに操る
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前後の文章を含んだ引用
......自分でも言い現わす事のできない何物かを逐 い求めていた。その何物かは葉子のすぐ手近にありながら、しっかりとつかむ事はどうしてもできず、そのくせいつでもその力の下に傀儡 のようにあてもなく動かされていた。葉子はけさの出来事以来なんとなく思いあがっていたのだ。それはその何物かがおぼろげながら形を取って手に触れたように思ったからだ。しかしそれも今から思えば幻影に過ぎ......
単語の意味
傀儡(くぐつ)
傀儡・・・操り人形。
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導かれつつ、機械人形のように海へ歩み入った
梶井基次郎 / Kの昇天
君と吾輩の上下左右に、眼に見えぬ網を張詰めて、グングンと自分の方へ手繰 り寄せつつある
夢野久作 / ドグラ・マグラ
有島武郎 / 或る女
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ちょっとどきどきしている。はじめてアイラインを引いたときくらいの、カタカナよりもひらがなで書く、どきどき。
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
ぼくが部屋に入ると、彼は黒縁の眼鏡をはずし、布で拭き、またかけた。それは新しい人間に会うときの、彼の習慣的な行為であるように見えた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
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