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咳の出るたびに、ハンケチで口を覆っていたのですが、そのハンケチに赤い霰 が降ったみたいに血がついていた
太宰治 / 人間失格 ページ位置:50% 作品を確認(青空文庫)
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咳をする・咽ぶ・喉が鳴る
血を吐く
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前後の文章を含んだ引用
......長は、検事局に送る書類をしたためながら、 「からだを丈夫にしなけれゃ、いかんね。血痰 が出ているようじゃないか」 と言いました。 その朝、へんに咳 が出て、自分は咳の出るたびに、ハンケチで口を覆っていたのですが、そのハンケチに赤い霰 が降ったみたいに血がついていたのです。けれども、それは、喉 から出た血ではなく、昨夜、耳の下に出来た小さいおできをいじって、そのおできから出た血なのでした。しかし、自分は、それを言い明さないほ......
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咳をする・咽ぶ・喉が鳴るの表現・描写・類語(呼吸のカテゴリ)の一覧 ランダム5
胃の不調からくるゲップ
小川 洋子 / 仮名の作家「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
小さなげっぷを喉の奥でせき止める
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 amazon
机にうつぶし泣いているような、哀しい咳
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
咳払いとも何か云おうとする前ぶれともとれる噎 び声
宮本百合子 / 伸子
声を立てまいとしても押え切れない声が両手の下から咽 び出た。
夢野久作 / ドグラ・マグラ
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「呼吸」カテゴリからランダム5
痰(たん)が喉にからまったような切ない咳の音
向田 邦子 / 幸福 amazon
犬のように口で息をしながら
安部 公房 / 他人の顔 amazon
両手を首筋に当てて大きなあくびをした。
阿刀田 高 / 透明魚「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
「健康・体調・病気」カテゴリからランダム5
(ベッドの上の患者)彼の寝ている姿は深手を負った小動物を思わせた。横向きにぐったりと寝そべり、点滴の針のささった左腕をだらんとのばしたまま身動きひとつしなかった。やせた小柄な男だったが、これからもっとやせてもっと小さくなりそうだという印象を見るものに与えていた。
村上 春樹 / ノルウェイの森 下 amazon
暴れるようにしてそれ(=酒)を捜し、見つからなかったらヘアトニックでも良いから飲みたくなった。
伊坂 幸太郎 / マリアビートル amazon
倦怠の色が全身を薄雲のようにつつむ
光瀬 龍 / 百億の昼と千億の夜 amazon
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