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しきりに主人に目くばせをするが、主人は不導体のごとく一向 電気に感染しない。
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:33% 作品を確認(青空文庫)
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何かを訴えた目
鈍感・感覚が鈍い
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......と相変らず口から出任 せに喋舌 り立てる。 「しかしあの娘は寒月の所へ来たいのだそうだ」と主人が今鈴木君から聞いた通りを述べると、鈴木君はこれは迷惑だと云う顔付をしてしきりに主人に目くばせをするが、主人は不導体のごとく一向 電気に感染しない。 「ちょっと乙 だな、あんな者の子でも恋をするところが、しかし大した恋じゃなかろう、大方鼻恋 くらいなところだぜ」 「鼻恋でも寒月が貰えばいいが」 「貰えばいいがっ......
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辰川を見ると、目顔で口火を切るように促していた。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
彼女たちの媚びの眼くばせは、繰り返し押しよせてくる波に風が乱れるよう
中村 真一郎 / 遠隔感応 amazon
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感情の歯の力を失った
岡本かの子 / 巴里祭
新聞紙をかじってるみたいに何も感じない
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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父の心と君の心とをうかがうように声のするほうと君のほうとを等分に見る。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
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食ってしまいたくなるような風景に対する愛着
梶井基次郎 / 城のある町にて
妊娠していることとお腹に赤ん坊がいることは、無関係であるかのように振る舞っている。だからわたしにも、赤ん坊が手触りのあるものとは思えない。
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
少なくとも彼女のスタイルは誰かのイミテーションではなかったし、手先だけで小器用にまとめられたものでもなかった。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
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