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端のかけた茶碗
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:3% 作品を確認(青空文庫)
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生活苦・貧しい暮らし(日々)
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前後の文章を含んだ引用
......においがしていた。 「臭せえ、臭せえ」 「そよ、俺だちだもの。ええ加減、こったら腐りかけた臭いでもすべよ」 赤い臼 のような頭をした漁夫が、一升瓶 そのままで、酒を端のかけた茶碗 に注 いで、鯣 をムシャムシャやりながら飲んでいた。その横に仰向けにひっくり返って、林檎を食いながら、表紙のボロボロした講談雑誌を見ているのがいた。 四人輪になっ......
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金は天下のまわりものだって云うけど 私は働いても働いてもまわってこない。
林芙美子 / 新版 放浪記
魚屋の前は眼をつぶって、息を殺して通る。
林芙美子 / 新版 放浪記
朝から晩まで働いて、六十銭の労働の代償をもらってかえる。土釜を七輪に掛けて、机の上に茶碗と箸 を並べると、つくづく人生とはこんなものだったのかと思った。ごたごた文句を言っている人間の横ッ面をひっぱたいてやりたいと思う。
林芙美子 / 新版 放浪記
イビツな男とニンシキフソクの女では、一生たったとて白い御飯が食えそうにもありません。
林芙美子 / 新版 放浪記
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腰の抜けたような安息だった。
浅田次郎 / 悪魔「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
同じ人間が二本の映画でまったく別の人間を演じているのをながめるような違和感。
中島 らも / 今夜、すベてのバーで amazon
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