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意識が溶けてシーツに染みこみ、隣に横たわる絃の身じろぎで目を覚ました。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 ページ位置:31% 作品を確認(amazon)
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夢を見る(睡眠中)
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前後の文章を含んだ引用
......に気づくと動作を止めたり、私の視界をふさごうと唇を重ねてきたりする。でも私は絃の鼻先が私の肌の谷間に埋まるのを見るのをやめられない。いいから、見つめていたい。 意識が溶けてシーツに染みこみ、隣に横たわる絃の身じろぎで目を覚ました。ベッドの周りに脱ぎ捨ててあったり、足で押しやったせいで布団とシーツの隙間で丸まっていたりする下着やパジャマを二人で掘り出す。相手のを見つけたら投げ合う。脱いだ記......
単語の意味
身動ぎ(みじろぎ)
身動ぎ・・・体のどこかをなんとなく動かすこと。身うごき。
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(夢を、)目覚めたときにはほとんど何も覚えていない。夢の微かな切れ端のようなものがいくつか、意識の壁に引っかかっていることはある。しかし夢のストーリーラインは辿れない。残っているのは脈絡のない短い断片だけだ。彼女はとても深く眠ったし、見る夢も深い場所にある夢だった。そんな夢は深海に住む魚と同じで、水面近くまでは浮かび上がってこられないのだろう。もし浮かび上がってきたとしても、水圧の違いのためにもとの形を失ってしまう。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
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二人はそのときになっても、まだ深海魚のようにぐっすりとねむりつづけていた。いったい何がこの二人の深い眠りを破ることになるのだろうと僕はいぶかった。
村上春樹 / パン屋再襲撃「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
前後不覚に寝ている。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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