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有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:47% 作品を確認(青空文庫)
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夕闇
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前後の文章を含んだ引用
......ていますから、きっとですことよ」 そういって葉子も親しみを込めたひとみを送った。古藤はしゃちこ張 った軍隊式の立礼をして、さくさくと砂利 の上に靴 の音を立てながら、夕闇 の催した杉森 の下道のほうへと消えて行った。 見送りに立たなかった倉地が座敷のほうでひとり言のようにだれに向かってともなく「ばか!」というのが聞こえた。 葉子と倉地とは竹柴館 以......
単語の意味
夕闇(ゆうやみ)
催す(もよおす)
夕闇・・・日が沈んで、月が出るまでの間の薄い暗闇。夕方、月がなくて暗いこと。
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夜の闇があまりにも深くて、俺は少し怖くなった。周囲の山の影がのしかかってくる気がする。音だけを響かせる川が、霧ごとせりあがってくる気がする。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
すでに日は落ち、闇が海と山との境を消している。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
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「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
西日が私たちの足元に長くのびていた。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
テラスいっぱいに当たっていた陽の光が、いつのまにか翳りはじめていた。彼のすぐ後ろに日陰が迫っていた。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
まるでビロードの幕がゆっくりと降りてくるように、空がだんだん暗くなり
吉本 ばなな / 哀しい予感 amazon
眠りの浅い夜を終えて、カーテンの向こうがだんだん光の中へ引きずられ、気が付くと白い世界の中にいる。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
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