何だかザラザラした気持ちで、何もかも投げ出したくなってきた。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:3% 作品を確認(青空文庫)
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苛立つ・イライラ
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前後の文章を含んだ引用
......て見たら、たった二円はいっていた。二週間あまりも居て、金二円也。足の先から、冷たい血があがるような思いだった。――ブラブラ大きな風呂敷包みをさげて歩いていると、何だかザラザラした気持ちで、何もかも投げ出したくなってきた。通りすがりに蒼 い瓦葺 きの文化住宅の貸家があったので這入ってみる。庭が広くて、ガラス窓が十二月の風に磨いたように冷たく光っていた。 疲れて眠たくなっていたので、休......
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頭おかしくなりそうなくらいイラつく
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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「怒り」カテゴリからランダム5
それだけのものを静かに溜め込んでいて、それが破裂した
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
意味を理解したとたんいままでの熱い怒りではなくひやりとした怒りに切りかわった。
綿矢 りさ / 勝手にふるえてろ amazon
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或る彼はもっと突き進みたがっている。然し 他 の彼がそれを 怖 れた。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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