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薄っぺらな藁 ぶとん
吉川英治 / 雲霧閻魔帳 ページ位置:12% 作品を確認(青空文庫)
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寝室・布団・ベッド
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前後の文章を含んだ引用
......と、程なく、警板が鳴った。 「寝ませいっ――」 と、卯平は、役目の時刻を呶鳴ってから後でまた、低い、べつな声で、牢格子へ、 「――お寝み――」 といった。 雲霧は、薄っぺらな藁 ぶとんへ、ごろんと、横になった。二十日も、湯浴みをしない皮膚は、臭くって、かさかさして、自分の身体みたいな気がしない。それが自分の物かと、獣じみた姿を考えると、早くこ......
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寝室・布団・ベッドの表現・描写・類語(道具・家具のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ふとんの中身のあひるのふわふわした羽根
綿矢 りさ / 勝手にふるえてろ amazon
獣の巣のように敷きっぱなしになっている寝床
吉行 淳之介 / 鳥獣虫魚 (1977年) amazon
洗って干したばかりのコーラル・ブルーのしわひとつないシーツ
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
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もたれのない抉 り抜 きの事務椅子
有島武郎 / 生まれいずる悩み
靴の踵の外側だけが、癖の悪い人に使われた墨のように斜めに減る
小林 多喜二 / 蟹工船 一九二八・三・一五 amazon
海の底に一つ沈んでぎらっと光る貝殻 のように、床の上で影の中に物すごく横たわっている鏡
有島武郎 / 或る女
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