肉とネギと糸こんにゃくと焼き豆腐と春菊が入ったのをグツグツと・・・

「すきやき」も、ふつうの味ではもの足らない。甘辛く、まるでつくだ煮のように煮ないと食べなかった。

脂の浮いた、どろどろに浸（し）みついた牛肉の匂い。

濃厚の味ながらしつこさのないすき焼き

若いときあこがれて、感激してたべた「すきやき」は、いつまでたっても食べたいご馳走のようであった。

鶏からはときどき脂が滴り落ち、じゅうっと音がして灰が舞い上がる

唐揚げにレモン汁をかけるのは邪道である。異論は認める。どうして邪道なのかというと、「そのまま食べても美味しいのが真の唐揚げ」だからであり、レモン汁をかける行為は「味をごまかす行為」になるからである。

子牛のソテーには酸味の強いレモンソース

むね肉を溶き卵にくぐらせて油であげ、南蛮酢という甘い酢につけた後、さらにタルタルソースをたっぷりかけた逸品

トンカツのパン粉がザラザラと立っている。