TOP > 感覚表現 > 温度 > 体温

TOP > 暮らしの表現 > 事件・事故 > 麻薬・覚せい剤・ドラッグ


カテゴリ検索 単語の意味
(雨に濡れて)冷たい僕のからだで足の先だけが熱を持っている。時々その熱がゆっくりと頭まで昇ってくる。果肉を剥がした桃の種のような熱の核は、昇ってくる時、心臓や胃や肺や声帯や歯茎に引っ掛かる。
村上 龍 / 限りなく透明に近いブルー 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
体温 麻薬・覚せい剤・ドラッグ
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
no data
単語の意味
熱い(あつい)
体(からだ)
歯茎(はぐき)
足・脚・肢(あし)
熱い・・・1.温度が高いと感じる。
2.気持ちが高まった状態である。関心を寄せている。「今B級グルメが熱い」
・・・頭・胴・手足など、肉体全体をまとめていう言葉。頭からつま先までの肉体の全部。身体。体躯。五体。健康。体力。
歯茎・・・歯の茎(支える部分)。歯の根の部分をおおっている赤みを帯びた肉。歯齦(しぎん)。歯肉(しにく)。
足・脚・肢・・・1.動物の胴体の下から左右に分かれて伸びている部分で、歩いたり体を支えるのに用いる部位。とくに、足首から下の部分をさすこともある。
2.台を支える棒状の部分。物の本体を支える、突き出た部分。また、地面に接する部分や、物の下や末端部分。「テーブルの足」
3.歩くこと。走ること。また、その能力。「足が速い選手」
4.行くこと。また、来ること。また、そうするための手段や乗り物。「客の足がとだえる」「足の便がいい」
5. 餅(もち)などの粘り。こし。
6.損失。欠損。借金。また、旅費。
7.その他、足の形や動きから連想されできた表現として、
・食べ物の腐りぐあいや、商品の売れ行き。「足がはやい」
・(脚)漢字を構成する部分で、上下の組み合わせからなる漢字の下側の部分。「照」の「灬(れっか)」、「志」の「心(したごころ)」など。
・雨や雲、風などの動くようす。「細い雨の足」
・(足)過去の相場の動きぐあい。
ここに意味を表示
体温の表現・描写・類語(温度のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
麻薬・覚せい剤・ドラッグの表現・描写・類語(事件・事故のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(多めのヘロインを打たれて)皮膚が震えて針が離れた瞬間、もうヘロインは指の先まで駆け巡り、鈍い衝撃が心臓に伝わってきた。視界に白い霧のようなものがかかり《…略…》息を吸いたいが呼吸のリズムが変わっていてうまくできない。殴られたように頭が痺れていて口の中が焼ける程乾いている。《…略…》カラカラになった歯茎から少しだけ滲み出た唾液を呑み込むと、足先から駆け昇るように吐き気が込み上げて、呻きながらベッドに倒れた。《…略…》枕に顔を埋める。喉の奥は乾いているのにひっきりなしに唾液が唇から溢れ、それを舌ですくうたびに猛烈な吐気が下腹に襲ってくる。思いきり息をしてもほんの少ししか空気は入ってこない。それも口や鼻からではなく胸に小さな穴があってそこから漏れ込むような感じだ。腰は動けない程痺れている。締めつけられるような痛みが時々心臓を刺す。顳顬(こめかみ)で脹れた血管が思い出すようにヒクヒク震える。目を閉じるとものすごいスピードで生暖い渦の中に引き込まれるような恐怖を感じる。からだ中をヌルヌルと愛撫されて、ハンバーグに乗せられたチーズみたいに溶けていくようだ。試験管の中の水と油塊のように、からだの中で冷えきっている部分と熱をもったところが分離して動き回っている。頭や喉や心臓や性器の中で熱が移動している。
村上 龍 / 限りなく透明に近いブルー amazon
このカテゴリを全部見る
「温度」カテゴリからランダム5
原稿紙の手ざわりは氷のよう
有島武郎 / 生まれいずる悩み
「事件・事故」カテゴリからランダム5
車のフロント・ガラスの内側に赤い血糊がハイビスカスの花のように散っていた。
阿刀田 高 / 甲虫の遁走曲(フーガ)「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon関連カテ交通事故血痕
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
温度 の表現の一覧 
事件・事故 の表現の一覧 
感覚表現 大カテゴリ
表現の大区分