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(たくさんのカジカガエルの鳴き声が鳴り響く)この地球にはじめて声を持つ生物が産まれたのは石炭紀の両棲類りょうせいるいだということである。だからこれがこの地球に響いた最初の生の合唱だと思うといくらか壮烈な気がしないでもない。実際それは聞く者の心を震わせ、胸をわくわくさせ、ついには涙を催させるような種類の音楽である。
梶井基次郎 / 交尾 ページ位置:86% 作品を確認(青空文庫)
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虫の音 蛙(かえる)
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前後の文章を含んだ引用
......波頭の間から高まって来て、眼の下の一団で高潮に達しる。その伝播でんぱは微妙で、絶えずき起り絶えず揺れ動く一つのまぼろしを見るようである。科学の教えるところによると、この地球にはじめてを持つ生物が産まれたのは石炭紀の両棲類りょうせいるいだということである。だからこれがこの地球に響いた最初の生の合唱だと思うといくらか壮烈な気がしないでもない。実際それは聞く者の心を震わせ、胸をわくわくさせ、ついには涙を催させるような種類の音楽である。  私の眼の下にはこのとき一匹のおすがいた。そして彼もやはりその合唱の波のなかに漂いながら、あるをおいては彼ののどを震わせていたのである。私は彼の相手がどこにいるの......
単語の意味
催す(もよおす)
胸(むね)
催す・・・1.刺激を与えて、物事を起こす状態にさせる。そういう気持ちにさせる。
2.催促する。早くするように急がせる。
3.人を集めて会などを開く。計画して行事をする。開催する。
・・・1.体の前面で、首と腹との間の部分。また、その内側にある心臓や肺臓、胃などの内臓。
2.(胸に宿るとされている、)心。想い。心中。
3.乳房(ちぶさ)。おっぱい。
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虫の音の雨のようにみちた一夜
久保田 万太郎 / 市井人「市井人・うしろかげ (1950年)」に収録 amazon
川の音をかき消すほど、虫は大合唱だ。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
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川えびが脚を櫂のように動かして、泳いで行く。
外村 繁 / 澪標「澪標・落日の光景 (1962年) (新潮文庫)」に収録 amazon
食用蛙が牛の遠吠えみたいに啼く
田辺 聖子 / 休暇は終った amazon
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腹のふくれたぐみのような蚊
島木 健作 / 生活の探求〈第1,2部〉 (1950年) amazon
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