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夜、十二時の浅草はしめったオブラートより寂しい。
サトウハチロー / 浅草悲歌
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閑散・人気(ひとけ)がない
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閑散・人気(ひとけ)がないの表現・描写・類語(人の印象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
離れはひっそりとし、人の気配は伝わってこなかった。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
マンションや飲食店が立ち並んでいる場所から、店の方へ歩いていくにしたがって、オフィスビルしかなくなっていく。 その、ゆっくりと世界が死んでいくような感覚が、心地いい。
村田 沙耶香「コンビニ人間」に収録 amazon
朝の出勤ラッシュの時間帯を過ぎていたせいで、車内は比較的空いている。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
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「人の印象」カテゴリからランダム5
ベランダの下には、芋をもむような人の頭
林芙美子 / 新版 放浪記
(山から帰ってきた)母は精気というものを山の 彼方 に置いてきてしまったようだった。
吉本ばなな / うたかた「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
従姉はすっかり世帯やつれのした女に変っていた。結婚して二年にもならないのに、生活に追いまくられてひどく疲れた表情をしていた。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
「密度・集団」カテゴリからランダム5
烏のような人数が、どっと、なだれ込んだ。
吉川英治 / 無宿人国記
(いろんな路線が入り乱れていて)まさに迷宮だ。通勤ラッシュの時刻にはその迷宮は人の海になる。海は泡立ち、逆巻き、咆哮し、入り口と出口をめがけて殺到する。乗り換えのために移動する人々の流れがあちこちで錯綜し、そこに危険な渦が生まれる。どんな偉大な預言者をもってしても、そのような荒々しく逆巻く海を二つに分かつことは不可能だろう。
村上 春樹 / 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 amazon
人間がいるとは思えぬほど、イヤに寂莫 とした景色
吉川英治 / 増長天王
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