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切れ切れに記憶に残っている
夢野久作 / ドグラ・マグラ ページ位置:71% 作品を確認(青空文庫)
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忘れる・思い出せない・曖昧な記憶
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前後の文章を含んだ引用
......刺す液体をドクドクと口の中へ注ぎ込んでくれた……ように思うが、何が何であったかハッキリとは記憶しない。唯、その時に正木博士が、私の耳の傍で怒鳴 っていた言葉だけが、切れ切れに記憶に残っているだけであった。 「……しっかりしろ。確 りしろ。そうして今一度よく、あの青年の顔を見直すのだ。……サアサア……そんなに震えてはいけない。そんなに驚くんじゃない。ち......
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忘れる・思い出せない・曖昧な記憶の表現・描写・類語(記憶のカテゴリ)の一覧 ランダム5
もはや忘れたことすら気づいていない記憶がたくさんある。忘れてはいないのだが、もう死ぬまで思い出さないかもしれない記憶もあって、考えようによったら忘れるよりもその方が残酷だ。
滝口 悠生 / 死んでいない者 amazon
(記憶の混乱)実際に経験したことと、後から伝聞で知ったことが交錯していて、現実と思い込みの区別がつかない
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
(事故あと過去の記憶があいまいになるが以前と同じ生活を続ける)目が悪くなってコンタクトを入れる、そういうのに似ていた。私にとってあの事故とその後のことは。 あんなすごいことがおこったのに、単に私が私としてだらだら生き続けていつか死んでゆく、そういう流れの中に自分の中でいつの間にか自然に溶け込んでいる。日常というものの許容量とは、おそろしいものだ。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
私はまだ「お母さん」を思い出せていないことを痛感した。 不安というよりも、何もかもがぼんやりと浮いていた。自分にまつわるすべてがとても遠いことのように思えた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
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「記憶」カテゴリからランダム5
そのときの根元的な恐怖が、意識の印画紙に激しく焼きつけられてしまった
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
どんなに頭を振っても離れてゆこうとはしない。
梶井基次郎 / 桜の樹の下には
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