はっと立ちすくむほど驚いた。
有島武郎 / 或る女(前編) ページ位置:1% 作品を確認(青空文庫)
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(恐怖や緊張で)身がすくむ・体が動かない
驚く・おどろき
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前後の文章を含んだ引用
......あけるのを待って、中にはいろうとして、八分通りつまった両側の乗客に稲妻 のように鋭く目を走らしたが、左側の中央近く新聞を見入った、やせた中年の男に視線がとまると、はっと立ちすくむほど驚いた。しかしその驚きはまたたく暇もないうちに、顔からも足からも消えうせて、葉子は悪 びれもせず、取りすましもせず、自信ある女優が喜劇の舞台にでも現われるように、軽い微笑......
単語の意味
立ちすくむ(たちすくむ)
立ちすくむ・・・驚きや恐怖で身動きが取れなくなり立ち続けること。立ったまま動けなくなること。
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(恐怖や緊張で)身がすくむの表現・描写・類語(恐怖・不安のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ガラガラ蛇 に見こまれた小鳥のように、その人は逃げも得しないですくんでしまう。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
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驚く・おどろきの表現・描写・類語(驚きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
驚きから、ちょっと喪心しかけた。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
針でも踏みつけたようにぎょっとして
有島武郎 / 或る女
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「立ちすくむ」の言葉を含む驚きの表現・描写・類語(驚きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
彼は失語症の発作に襲われ、反論することすらできずに立ち尽くしていた。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
私はびっくりした。立ち上がって、屋上の手すりに手をかけて下を見ていたところだった。あんまり驚いて、天地がぐるんとまわった気さえした。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
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「恐怖・不安」カテゴリからランダム5
コーヒーカップを皿に戻そうとして、彼女は自分の手が、目で見てはわからないほど微かに震えている音を聞いた。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
「緊張」カテゴリからランダム5
金縛りの術にかかったように、膝を崩そうとしない。
武田 泰淳 / 風媒花 amazon
(気を引き締めて建物に入る)重藤は上着に腕を通すと、ボタンを一つ留め、大きく息を吸い、東館へ向かって歩き出した。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
「驚き」カテゴリからランダム5
私は、それを信じることはできなかった。 聞いても、耳が拒み、ハートが受け入れないのだ。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
顔が白紙のようになる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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