自分は、沙金 に恋をしている。が、同時に憎んでもいる。
芥川龍之介 / 偸盗 ページ位置:31% 作品を確認(青空文庫)
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愛憎
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前後の文章を含んだ引用
......ならば、どんな死にざまをするにしても、兄の手にかかれば、本望だ。いや、むしろ、このごろの苦しみよりは、一思いに死んだほうが、どのくらいしあわせだかわからない。 自分は、沙金 に恋をしている。が、同時に憎んでもいる。あの女の多情な性質は、考えただけでも、腹立たしい。その上に、絶えずうそをつく。それから、兄や自分でさえためらうような、ひどい人殺しも、平気でする。時々、自分は、......
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愛し合う為に憎み合いながら。
芥川竜之介 / 歯車
淳が機嫌よくしている時は悠木の心は満たされた。だが、ひとたび淳が反抗の気配でも漂わそうものなら、胸に溢れ返る愛情は一瞬にして底知れぬ憎悪へと変化し、どこまでも冷淡に淳に当たった。
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
仲のよさがこじれた末の悲劇
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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グンニャリして、ろくすっぽ口数もきかない。
吉川英治 / 醤油仏
洪水のように疲れが躰(からだ)の中へ流れこむ
大江 健三郎 / 芽むしり仔撃ち amazon
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