聞いてもらいたいこと、知りたいことが溢れてくると、がまんできなくなる。胸の中に風船があるみたいに、胸の中の何かが膨らんでくるのだ。胸の中で膨らんだものをそのままになんかしておけない。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 ページ位置:28% 作品を確認(amazon)
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好奇心・興味を示す
我慢できない・気持ちが抑えられない
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前後の文章を含んだ引用
......こっちに広がっちゃって結局、何しゃべってたんだか、わからなくなることばっかでしょ」 ああと、あたしはまたしても納得してしまった。あたしは、お節介でおしゃべりだ。聞いてもらいたいこと、知りたいことが溢れてくると、がまんできなくなる。胸の中に風船があるみたいに、胸の中の何かが膨らんでくるのだ。胸の中で膨らんだものをそのままになんかしておけない。 あたしはしゃべり、しゃべることで刺激されて、さらにしゃべりたいことが生まれてくる。 あたしは言葉であたしの世界を構築したい。それは、とてもささやかで、馬鹿げて......
単語の意味
胸(むね)
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笠井主任は、顔を突き出した。何か気分が乗ってきたときにする、彼の癖であった。
松本 清張「点と線 (新潮文庫)」に収録 amazon
視線が、記述をなぞっていく。 眼球の動きが、ふいに止まった。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
多分アンテナの向きがちがうのでしょう。私はその老人の精力をわが身と比べ、あなたは解放された老妻に気持が向いてしまう。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
財前のこたえが水原の興味を引いたらしいことは、表情でわかる。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
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獲物に飛びかかる飢えた狼のような衝動
伊藤 整 / 氾濫 amazon
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「胸で好意的に思う」の表現・描写・類語(好きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
彼の自分と違うところを愛し、彼の自分と違うところにさびしさを感じる。彼の一つ一つに胸が高鳴り、同時にしめつけられる。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
数十年振りに少年のような気持になり、胸をときめかせた。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
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我慢・諦めの比喩表現の例文 一覧 ランダム5
彼の分別のあった心は、闘牛者の槍を受けた牡牛のように荒んでしまった。
菊池 寛 / 恩讐の彼方に amazon
地の底の地獄の門まで墜落してゆきたいようなやぶれかぶれな気持ち
林 芙美子 / うず潮 (1964年) amazon
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「好き」カテゴリからランダム5
少女時代を過したあの海添いの町を、一人ぽっちの私は恋のようにあこがれている。
林芙美子 / 新版 放浪記
目の前に桃色の瑞雲たなびく気分に到達する
宮尾 登美子 / 楊梅(やまもも)の熟れる頃 amazon
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その辛抱は、何か希望 がなければ出来ない芸だ
吉川英治 / 醤油仏
娘は芝居の幕が閉じたように、若い学者との結婚が馬鹿らしくなった。
岡本かの子 / 河明り
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