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ライスを、ヒマラヤの高峰のごとく皿の片隅へもりあげ、チキンカレーを、ライスの山腹の草原のごとくにみたす。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:47% 作品を確認(amazon)
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カレー 液体をかける・液体をそそぐ
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前後の文章を含んだ引用
......その中で、もっとも頻繁に通ったのが百軒店の〔ムルギー〕だったのである。 小さな店だが、売りもののカレーライスに独自のものがあり、日ごとに食べても飽きなかった。 ライスを、ヒマラヤの高峰のごとく皿の片隅へもりあげ、チキンカレーを、ライスの山腹の草原のごとくにみたす。 どちらかというと黒い色の、辛いカレーで、香りのよさがたちまちに食欲をそそる。 これが当時、一皿七十円であった。 卵入りが百円。 ほかに、カリーチャワルと称する......
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山腹(さんぷく)
草原(そうげん・くさはら)
山腹・・・山の麓(ふもと)と頂上の間の、真ん中らへんの場所。中腹(ちゅうふく)。
草原・・・一面に草が生えている広い野原。
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カレーの味、おいしさを伝える表現・描写(米のカテゴリ)の一覧 ランダム5
カレーは、ぴかぴかに光る金色をしていた。
朝井 リョウ / 僕は魔法が使えない「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
(激辛三十倍カレー)例の別添え銀製風容器に入れられており、十倍も、三十倍も、色に変わりはない。ごくふつうの黄土色カレーで、三十倍も特に獰猛な面影はない。  いきなり三十倍からいくことにした。  一口目。特にどうということもなく、酸味の利いたやや辛めのカレー、という印象。二口目も平穏無事に過ぎた。三口目から突如、三十倍の猛攻が始まった。辛さというものは、最初油断させておいて、突然強烈なカウンターブローを放ってくるようだ。  まず口の中が熱湯を含んだようになり、次に舌全体が針で突つかれたように痛くなった。唇がたちまちタラコになった。各地に被害が出始めたのである。とたんに汗関係機関がフル操業になったらしく、顔面および首筋方面に点在する何十万という毛穴から汗がドッと噴き出てきた。舌全体にドシンとくるしぶとい辛さではなく、点在的にチクチク、トゲトゲとくる陰険な辛さである。  熱感と痛感で口を閉ざしていることができない。口中内壁とカレーとの接触を阻むために、全員いっせいに「アヒ、アヒ」と口を開け、「ホレハ、ドーモ、ハフガニ、フゴイ」(これは、どうもさすがにすごい)などと言い合って、「ミフ、ミフ」(水、水)ということになる。そうしてゴクゴク水を飲んで、スプーンを放り出し、イスの背にぐったりもたれてとりあえず摂取を中断し、改めて恐怖のカレー汁をしみじみ見つめる。
東海林 さだお「タコの丸かじり」に収録 amazon関連カテからい(辛味)カレー
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春の水の如く、ドブドブとソースをかけて
サトウ ハチロー / 夢多き街「夢多き街―抒情詩と随筆 (1947年) (詩と随筆叢書〈第6冊〉)」に収録 amazon関連カテソース液体をかける・液体をそそぐ
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