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小さな蝸牛 のような生活を営んだ
岡本かの子 / 東海道五十三次 ページ位置:38% 作品を確認(青空文庫)
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ひっそりと、退屈な暮らし(日々)
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前後の文章を含んだ引用
......た。 私はそれよりも宗長という連歌師が東国の広漠たる自然の中に下ってもなお廃残の京都の文化を忘れ兼ね、やっとこの上方 の自然に似た二つの小峰を見つけ出してその蔭に小さな蝸牛 のような生活を営んだことを考えてみた。少女の未練のようなものを感じていじらしかった。で、立去り際にもう一度、銀閣寺うつしという庭から天柱、吐月の二峰をよく眺め上げようと思った。 主......
単語の意味
蝸牛(かたつむり)
蝸牛・・・陸にすむ巻貝の通称。渦巻き状の貝殻をもち、木の葉などの上を這う軟体動物。体はナメクジに似て、2対4本の触覚を持ち、長いほうの1対の先端に目がある。一般に移動能力が小さく、なかなか前に進まない。雌雄同体。でんでん虫。まいまい。
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ひっそりとして人の出入りも稀なほど静かな暮らし
山本 周五郎 / 髪かざり amazon
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岡本かの子 / 河明り
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こんなに生活方針 がたたなく真暗闇になると、ほんとうに泥棒にでもはいりたくなってくる。
林芙美子 / 新版 放浪記
一日を無為にすごすという思いが、彼の心を堪え難いものにした。そして夕暮の気配が部屋の窓や机の上の書物に影をつけ始めると、深い悲しみというような一種の落着きさえもない、価値などに全く関係のない焦躁に貫かれて、いつものように永杉英作のアパートに足を向けた。
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
ああ何と云う生きる事のむずかしさ 食べる事のむずかしさ。
林芙美子 / 新版 放浪記
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