杉林の前には、数知れぬ蜻蛉の群が流れていた。たんぽぽの綿毛が飛んでいるようだった。
川端 康成 / 雪国 作品を確認(amazon)
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トンボ
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単語の意味
蜉蝣・蜻蛉(かげろう・かぎろう)
蜻蛉・蜻蜒(とんぼ)
蜉蝣・蜻蛉・・・(1,2は、飛ぶさまが陽炎(かげろう)が揺れ動くように見えたのが名前の由来)
1.トンボの古名。
2.カゲロウ目の昆虫の総称。形はトンボに似ていて、羽や体がトンボより細くて小さい。夏、水辺を飛び、交尾・産卵を終えれば、数時間で死ぬ。幼虫は2~3年をかけて成虫に羽化する。蜉蝣(ふゆう)とも読む。
3.短命・儚(はかな)いもののたとえ。2が産卵後数時間で死ぬことから。
1.トンボの古名。
2.カゲロウ目の昆虫の総称。形はトンボに似ていて、羽や体がトンボより細くて小さい。夏、水辺を飛び、交尾・産卵を終えれば、数時間で死ぬ。幼虫は2~3年をかけて成虫に羽化する。蜉蝣(ふゆう)とも読む。
3.短命・儚(はかな)いもののたとえ。2が産卵後数時間で死ぬことから。
蜻蛉・蜻蜒・・・1.トンボ目の昆虫を総称。長くて透明な二対の羽で軽快に飛ぶ昆虫。体は細長くて円筒状。複眼は大きくて、触角は短い。大形のものは総称で「蜻蜒(やんま)」と呼ぶ。幼虫は「水蟇(やご)」といい、水中に生活する。
2.「とんぼがえり」の略。(トンボが空中で急に方向転換することから)空中で体を一回転させること。または、ある場所へ行って、すぐ戻ってくること。
3.運動場などの地ならしに使う、T字形の道具。
2.「とんぼがえり」の略。(トンボが空中で急に方向転換することから)空中で体を一回転させること。または、ある場所へ行って、すぐ戻ってくること。
3.運動場などの地ならしに使う、T字形の道具。
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トンボの表現・描写・類語(秋のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(やんま)翡翠 の大きな眼、黒と黄の段だら染め、細くひきしまった腰から尾への強い線、──みんな美しい。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
朱ザヤのような照りのある、小がらの赤トンボ
山本 有三 / 波 amazon
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「秋」カテゴリからランダム5
街の灯がうすい靄(もや)につつまれて、秋の夜風が腸(はらわた)にしみるようだ。
尾崎 士郎 / 人生劇場 青春篇 amazon
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林の中で 喘ぐように 初 蟬 の声が聞え
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
漆のような真黒な羽のひらひらする、繊(ほそ)く青い、たしか河原蜻蛉(かわらとんぼ)とも言った
泉 鏡花 / 縷紅新草 amazon
麦藁のようなカマキリが、老いさらばえた躰(からだ)を引きずって、のろのとろ歩く
内海 隆一郎 / 街の眺め amazon
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