アラビア料理の代表的なものは、穀物の粉を稗のような細かい粒状にして蒸したものにソースをかけてたべる〈クスクス〉である。パリにいた頃、ときどき食べに行ったこともあるが、モレア島でたべたのは特においしかったような気がする。都会のビルの中でたべるより、南海の小屋でたべるのにふさわしい料理のせいだろうか。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 ページ位置:12% 作品を確認(amazon)
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クスクス
外で食べる
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前後の文章を含んだ引用
......ようになっていた。 スペシャルテーブルは、毎日の楽しみだったが、一番感激しておいしく食べたのは、アラブの料理だった。そのコーナーでは、アラブの音楽が流れていた。アラビア料理の代表的なものは、穀物の粉を稗のような細かい粒状にして蒸したものにソースをかけてたべる〈クスクス〉である。パリにいた頃、ときどき食べに行ったこともあるが、モレア島でたべたのは特においしかったような気がする。都会のビルの中でたべるより、南海の小屋でたべるのにふさわしい料理のせいだろうか。 パリの〈クスクス〉は、トリや羊を煮こみ、カシューナッツが必ず入っていた。そこのクスクスは豆だけ、玉ねぎだけ、イカだけの三種類だが、唐辛子がきいたきまった味で、......
単語の意味
レア(れあ)
レア・・・1.貴重な。まれな。なかなかない。
2.食べ物が生のこと。肉の焼き加減が半なまの状態。軽く火を通しただけ。レア → ミディアム → ウエルダンと焼き加減が強くなる。
1、2ともに英語のつづりは「rare」。
2.食べ物が生のこと。肉の焼き加減が半なまの状態。軽く火を通しただけ。レア → ミディアム → ウエルダンと焼き加減が強くなる。
1、2ともに英語のつづりは「rare」。
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都会で、テーブルについて食べてはものたらなく感じるお料理でも、大平原の中で焚火を目の前にしてたべたら、これ以上おいしく満足するたべものはないと思われる
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
生ビールに弁当、それに〝頰にあたるそよ風〟が加わると、屋外の食事の黄金の三点セットとして完璧となる。
東海林 さだお「タコの丸かじり」に収録 amazon
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コトコトコトコト野菜が柔らかくなるまで煮て
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
父は九州の出で、濃い味が好きだ。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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スープは肉なり、骨なり、野菜なり、もろもろのものを鍋に入れて、多量のスパイスを加えて煮詰めていくわけだが、出来上がったスープのその背景には、厖大なる人間の知恵と、時間と、汗とがこめられている。皿に入れたスープの深さといったら、わずか一センチあるかないかというくらいだが、その一センチの深さから知恵と、時間と、汗の総量を味わいとるところに、スープを飲む楽しみがある。
開高健 / 小説家のメニュー amazon
皿の中で冷えかけて膜が張ったクリームシチューを見る。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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