土俵際に押し込まれた力士のように弓なりになってこらえる
後藤 明生 / 挾み撃ち 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
我慢・辛抱・耐える
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
no data
ここに意味を表示
我慢・辛抱・耐えるの表現・描写・類語(我慢・諦めのカテゴリ)の一覧 ランダム5
土俵際に押し込まれた力士のように弓なりになってこらえる
後藤 明生 / 挾み撃ち amazon
真夜中のふとんの中でのたうち回り、歯を食いしばって耐えた。
吉本 ばなな / 血と水「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「我慢・諦め」カテゴリからランダム5
私は、「あ」と声が出た。その「あ」は主として睦子への哀惜のようなもの、時には欲情のようなもののこみ上げをおさえるための声だった。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
胸に一本棒を呑みこむような我慢
壷井 栄 / 大根の葉 (1960年) amazon
今週に入ってから昭子は須藤に四度電話をかけている。須藤から電話がかかって来たのが二回。今日また昭子のほうから電話をかけると比率は五対二になってしまう。《…略…》これでは女のほうが馬鹿みたいに入れあげているようで、昭子は自分の心に対して申し訳がつかない。《…略…》ここはやはり須藤からの電話を待つべきだろう。 そうすれば比率も四対三になる。四対三なら、ここ数日のうちに急に須藤の声が聞きたくなったときにもそれほど抵抗感なく電話をかけることができる。その心理は……そう、手術を受けた患者が鎮痛剤の適用を、もっと苦しくなるときのために残して置く感覚にどこか似ていた。
阿刀田 高 / 狂暴なライオン「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
安逸や怯懦 は、彼から生きていこうとする意志をだんだんに持ち去っていた。
梶井基次郎 / 冬の日
同じカテゴリの表現一覧
我慢・諦め の表現の一覧
我慢・諦めの感覚、精神的な反応
我慢・諦めの表情、リアクション
その他の我慢・諦めの表現
感情表現 大カテゴリ