正月の雑煮は東京式でひどくアッサリしていた。上等の鰹節だけの清まし汁にホウレンソウと四角い餅が二切れ、柚子の吸い口だけのお雑煮。
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雑煮
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単語の意味
澄まし汁・清まし汁・清汁(すましじる)
吸い口・吸口(すいくち)
正月(しょうがつ)
澄まし汁・清まし汁・清汁・・・ダシに醤油や塩などで味付けした、透明の汁もの。おすまし。
吸い口・吸口・・・1.タバコや笛などの、口にくわえる部分。
2.汁ものに浮かべたり、煮ものに添えて、香りや味わいを加えるもの。
2.汁ものに浮かべたり、煮ものに添えて、香りや味わいを加えるもの。
正月・・・1年の最初の月。1月。睦月(睦月)。とくに、新年の祝いをする期間の三が日、あるいは松の内(現在は普通7日まで) をいうことが多
い。
い。
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雑煮の味、おいしさを伝える表現・描写(和食・日本料理のカテゴリ)の一覧 ランダム5
やはり雑煮は正月という華やかさと爽やかさの中で食べるべきものである。ゆっくりとくつろぎ、明日の仕事をしなくてもいいという安らぎの中で食べてこそ、味わいも深いというものである。その意味では、雑煮はまさに正月の食べ物で、正月のために日本人が編み出してきた味ともいえる。
渡辺淳一 / これを食べなきゃ amazon
菜っ葉の浮かんだ雑炊で、旨いものでも、腹にたまるものでもなかった。
中島 京子「小さいおうち (文春文庫)」に収録 amazon
晴れがましい元旦の食卓の主役はお雑煮である。おせちのお重が賑々しく並んでいても、一月一日の食事の最後はお雑煮でしめくくられる。
東海林さだお / コロッケの丸かじり amazon
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「和食・日本料理」カテゴリからランダム5
アサツキ、菜の花、ギンナン、赤貝のわた、糸瓜(へちま)、菊、薔薇(ばら)などをたんねんに切りととのえ、味噌と胡麻(ごま)で和えたものだが、その味の複雑微妙、しかもコクのある味つけには、だれしも、 「うまい」 と、いわざるを得ない
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
掻き交ぜ過ぎた和えものは、お白粉を塗りたくった顔と同じで気韻は生動しない。
岡本 かの子 / 食魔 amazon
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