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包囲した鬨 の声のような喧騒
岡本かの子 / 巴里祭 ページ位置:65% 作品を確認(青空文庫)
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街の騒音・都会の喧騒
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前後の文章を含んだ引用
......い布地にくっきりと赤と黒の縞目を浮き出させて其の下にいる客をいかにも涼しそうに楽しく見せる。他の店の黄色或いは丹色の日覆いも旗の色と共に眼に効果を現わして来た。包囲した鬨 の声のような喧騒に混って音楽の音が八方から伝わる。 新吉は向う側の装身具店の日覆いの下に濃い陰に取り込められ、却 って目立ち出した雲母の皮膚を持つマネキン人形や真珠のレースの滝や......
単語の意味
鬨の声(ときのこえ)
喧噪・喧騒(けんそう)
鬨の声・・・鬨(たたか[=戦])うときに上げる声。やる気を出すために、みんなで一緒に叫ぶ声。エイエイオーなど。「鬨」は、訓読みで「たたか(う)」「かちどき」とも読める。
喧噪・喧騒・・・物音や人の声など、生活の音がやかましいこと。また、そのさま。「都会の喧噪を離れる」
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街の騒音・都会の喧騒の表現・描写・類語(地上・陸地のカテゴリ)の一覧 ランダム5
人々のざわめきや、車の音がひとつに入り混じって、都会特有の開放的な音を作り上げていた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
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様々な種類の物音がひとつに入り混じった都会の騒音が、通奏低音となって彼女を取り囲んでいた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
谷間のような所にかたまった集落
松本 清張「点と線 (新潮文庫)」に収録 amazon
みちはだんだんのぼりになりつひにはすっかり坂になりました
宮沢賢治 / ひかりの素足
風が田の面(も)をゆるやかに蠕動して進む
佐藤 春夫 / 田園の憂鬱 amazon
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