雪のある山並の堅い線が見えた。
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:11% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
山
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......ぐったい不快さをその度 に感じた。雑夫は黄色になえて、船酔らしく眼だけとんがらせて、ゲエ、ゲエしていた。 波のしぶきで曇った円るい舷窓 から、ひょいひょいと樺太 の、雪のある山並の堅い線が見えた。然 しすぐそれはガラスの外へ、アルプスの氷山のようにモリモリとむくれ上ってくる波に隠されてしまう。寒々とした深い谷が出来る。それが見る見る近付いてくると、窓のとこ......
ここに意味を表示
山の表現・描写・類語(地上・陸地のカテゴリ)の一覧 ランダム5
向うの山々が鋭い剣のような姿をみせ
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「地上・陸地」カテゴリからランダム5
鳥海山のあの秀麗な姿まで秀麗すぎて、なにかこう絵看板のようにまやかしじみてくるから奇妙である。
森 敦 / 初真桑「月山・鳥海山 (文春文庫 も 2-1)」に収録 amazon
飛び去る景色の何もかもが速く、新鮮に映る。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
地上・陸地 の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ