恋心の火は火力を調節できないからこそ尊い
綿矢 りさ / 勝手にふるえてろ ページ位置:38% 作品を確認(amazon)
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......の私と同じことを思われて敬遠されたら、私は悲しくて狂い死にしそうになり、そのあとブラウスのボタンをひきちぎって怒りだすだろう。わがまま言うな、残酷なこと言うな、恋心の火は火力を調節できないからこそ尊いんだぞ。人差し指を何度も振り指しながらイチに説教をしつつ、心の片隅ではこんな暑苦しい説教をする私も含めてぜんぶ愛してほしいと甘いことを考えるだろう。恋しながら恋......
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恋愛・恋する・恋心の表現・描写・類語(恋愛のカテゴリ)の一覧 ランダム5
会ったらまた会いたくなって、一回セックスをしたら、またしたくなって、二、三、四回って増えていって、それが恋だと思う
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
うるせーな、と思いながら、風人の声が自分の中で温度を持ち始めていることに気がつく。
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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(精子)お玉杓子のような頭と尾を持った精虫の群
藤枝 静男 / 犬の血 amazon
その時の性愛は、十代の男女のように烈しく、純粋に烈しい分だけ、ある意味では健康的だった。余計なことを考えずに、ひたすらぶつかり合うような交わり方だった。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
(服を脱がされる)するりと尻が剥き出しにされる。上半身もたくし上げられて、腕の付け根と首に拘束衣のようにパジャマの上着が絡む。《…略…》脚の下半分と首から上に絡みつくパジャマを、陣治は取り去ろうともしない。惨めなトルソーだ。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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