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(椿のトンネルは)長年の風雨に晒されて土を奪われたせいか、椿の幹の下から曲がりくねった裸の根が幾本も顔を出し、からまり合っている。しかもその表面は雨に濡れてなまめかしく、浅川はふと巨大な怪物の腸の中を走り抜けているかのような感覚に陥ってしまう。
鈴木 光司 / リング 作品を確認(amazon)
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舗装されてない道(畦道・砂利道)
根・根っこ
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単語の意味
腸(わた)
艶めかしい・艶かしい・嬌しい(なまめかしい)
土(つち)
腸・・・内臓のこと。はらわた。
艶めかしい・艶かしい・嬌しい・・・女性が、性的魅力を体全体からかもし出していて美しい。女性の容姿やしぐさや表情が性的魅力にあふれている。色っぽい。婀娜(あだ)っぽい。コケティッシュ。
土・・・岩石と有機物が混じって細かい粉末状になったもの。有機物は、生物の死骸およびその腐敗物、微生物などから構成されている。砂(有機物が含まれない)とは違い、植物が育ちやすい。
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舗装されてない道(畦道・砂利道)の表現・描写・類語(道・道路のカテゴリ)の一覧 ランダム5
蛇(へび)のようなる畑中の小径(こみち)
嵯峨の屋お室 / 初恋
アスファルトは途切れ、俺は未舗装の山道をひたすらに自転車のペダルを漕いでいる。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
小石の転がる未舗装の道
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
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根・根っこの表現・描写・類語(植物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
根が、老いた蛇の肌のように灰白色に乾いてささくれだって、しぶとくうねっている
日野 啓三 / 抱擁 amazon
木の根が静脈のように小道に浮き上がっている
三浦 綾子 / 続 氷点 amazon
青い毛のような草の根
島崎 藤村 / 千曲川のスケッチ amazon
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三里はとっくに歩いたと思っているのにいくらしてもおしまいにならなかった山道
梶井基次郎 / 冬の蠅
曲がりくねった金属のチューブに見える道路
村上 龍 / 限りなく透明に近いブルー amazon
獣道のような頼りない参道
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
横町と横町の間を貫く中通り
岡本かの子 / 巴里祭
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夥しいほどの金木犀の香りが、風に乗って漂ってくる
小池 真理子 / やさしい夜の殺意 amazon
(椿)また一つ大きいのが血を塗った、人魂(ひとだま)のように落ちる。
夏目 漱石 / 草枕 amazon
空に緑のレース模様を広げる欅(けやき)の枝の若い葉
落合 恵子 / センチメンタル・シティ amazon
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