色のさめたカナキン(平織綿織物の一種)を垂らしたように、海上にはぼやっとしたもやが一面に立ちこめていた。
山本 有三 / 波 作品を確認(amazon)
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霧・かすみ・もや
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単語の意味
立ち込める・立ち籠める(たちこめる)
立ち込める・立ち籠める・・・煙や霧などの気体が、あたり一面を覆う。
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霧・かすみ・もやの表現・描写・類語(雨・霧のカテゴリ)の一覧 ランダム5
濃いふんわりした褥(しとね)のような霧だった。
深田 久弥 / 四季の山登り (1963年) amazon
夜は暗く霧は重く、はてのない沼のよう
国木田 独歩 / 武蔵野 amazon
往来には厨 の煙とも夕靄 ともつかぬ薄い霧がただよって
有島武郎 / 或る女
有島武郎 / 生まれいずる悩み
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「雨・霧」カテゴリからランダム5
霧が谷に満ち、大きく渦を巻くようにして動く
高井 有一 / 北の河 amazon
雨の澳門、それはこの憐れな町を更にみじめにするだけです。海も町もすべて灰色に 濡れ、
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
外へ出た。雨の匂いがした。雨が土を溶かす匂いだった。
小川洋子 / ダイヴィング・プール「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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