体の芯に食い入った恐怖心が悠木の気持ちを萎えさせていた。
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 ページ位置:91% 作品を確認(amazon)
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とても怖い
やる気を失う
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前後の文章を含んだ引用
......阻んでいる。こちらを見下ろし、嘲笑っているかのようだ。口の中に唾液はなかった。手も足もわなないている。体力も気力もすべて使い果たした感があった。そしてなにより、体の芯に食い入った恐怖心が悠木の気持ちを萎えさせていた。 無理だ。俺には登れない──。 弱音に歯止めを掛けるタイミングで、燐太郎が声を掛けてきた。「そろそろいきますか」「………」「片割れのアブミは無事ですよね?」 落......
単語の意味
体(からだ)
体・・・頭・胴・手足など、肉体全体をまとめていう言葉。頭からつま先までの肉体の全部。身体。体躯。五体。健康。体力。
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(気が重い)志津子に会いに行く時いつも感じる何か暗い錘のようなものが自分の腰のあたりにしばりつけられていてそれが自分の背骨をねじまげているような、自分のなかに精神と肉体のかせがほどこされているような感じにとらえられていた
野間 宏 / 崩解感覚「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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岡本かの子 / 渾沌未分
心の中に柵を設けて、真実を寄せつけまいとする
マイ・シューヴァル / バルコニーの男 amazon
不意を打たれた彼の心の中から恐怖の収縮が走って行った
野間宏 / 崩解感覚「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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曾田は染のことが気がかりになっていて、それには重い返事をした。
野間 宏「真空地帯(新潮文庫)」に収録 amazon
それは怖いことだ。一生かけてもめったに触れ得ないことだ。そこの見えない深い 淵 や、サングラスをかけずに太陽を直視することに似ている。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
理性より先に体が恐怖を覚りました。
阿刀田 高 / 縄 ──編集者への手紙──「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
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小林多喜二 / 蟹工船
自分が死骸となり果てて
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
殺気が吹き荒ぶ異様な空間
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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