TOP > 風景表現 > 晴れ・曇り > 晴天・快晴・いい天気
濃い藍色 に煙りあがったこの季節の空
梶井基次郎 / 蒼穹 ページ位置:98% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
春の空
晴天・快晴・いい天気
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......私は悟った。雲が湧き立っては消えてゆく空のなかにあったものは、見えない山のようなものでもなく、不思議な岬 のようなものでもなく、なんという虚無! 白日の闇が満ち充ちているのだということを。私の眼は一時に視力を弱めたかのように、私は大きな不幸を感じた。濃い藍色 に煙りあがったこの季節の空は、そのとき、見れば見るほどただ闇としか私には感覚できなかったのである。
単語の意味
藍色(あいいろ)
藍色・・・くすんだ青色。黒色がかった青色。藍(植物)で染めたような色で、ジーパンのような青。インディゴ。
ここに意味を表示
春の空の表現・描写・類語(春のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
晴天・快晴・いい天気の表現・描写・類語(晴れ・曇りのカテゴリ)の一覧 ランダム5
(雲ひとつない)空さへもなんだかがらんとして
宮沢賢治 / ひかりの素足
このカテゴリを全部見る
「春」カテゴリからランダム5
日差しは暖かいが、夏はまだ遠く、町は落ち着いた雰囲気だった。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
「晴れ・曇り」カテゴリからランダム5
そろそろ暑い陽がのぼりはじめてきた。
林芙美子 / 新版 放浪記
日は血のように毒々しく照った。
夏目 漱石 / それから amazon
飯倉の通りは雨後の美しさで輝いていました。
梶井基次郎 / 橡の花
同じカテゴリの表現一覧
春 の表現の一覧
晴れ・曇り の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ