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歯のないお婆さんはきんちゃくをしぼったような口をして
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:27% 作品を確認(青空文庫)
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歯がない(抜けている・欠けている)
口の大きさ・形
老人
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前後の文章を含んだ引用
......ぜぜなぞほっときや。」 このお婆さんにいくつですと聞くと、七十六だと云っていた。虫の食ったおヒナ様のようにしおらしい。 「東京はもう地震はなおりましたかいな。」 歯のないお婆さんはきんちゃくをしぼったような口をして、優しい表情をする。 「お婆さんお上りなさいな。」 私がバスケットからお弁当を出すと、お婆さんはニコニコして、口をふくらまして私の玉子焼を食べた。 「お婆さん、暑う......
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口のあたりが深く内側に陥没していて
阿刀田 高 / 白い歯「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
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宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜
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しわの奥に引きこもってしまったような小さな老女
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
すらっとした面高の、かつては美人だったに違いない老夫人
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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軟らかい唇の内側に、粒のそろった種子のように歯が一列並び
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
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真っ黒な虹彩がいたずらっぽくきらめいて、俺を映した。つやつやした唇が、にっと笑いを象り、気まぐれな猫みたいな表情になった。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
馬の口元に溜まった 葛湯 のような 涎
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
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「私、二十歳になる準備なんて全然できてないのよ。変な気分。なんだかうしろから無理に押し出されちゃったみたいね」
村上春樹 / ノルウェイの森 amazon
一緒に住んでいた頃に比べてしわが増えて、少し小さくなっていた。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
曰(いわ)くありげな美しい老女の佇まい
有吉 佐和子 / 三婆 amazon
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