宙を踏んでいるようにたよりない気持
梶井基次郎 / 泥濘 ページ位置:76% 作品を確認(青空文庫)
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頼りない
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......か自分に帰っていた。石鹸を買ってしまって自分は、なにか今のは変だと思いはじめた。瞭然 りした買いたさを自分が感じていたのかどうか、自分にはどうも思い出せなかった。宙を踏んでいるようにたよりない気持であった。 「ゆめうつつで遣 ってるからじゃ」 過失などをしたとき母からよくそう言われた。その言葉が思いがけず自分の今為 たことのなかにあると思った。石鹸は自分にとっ......
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宙を踏んでいるようにたよりない気持
梶井基次郎 / 泥濘
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