字は小さく、硬く角張って、どことなく不自然に見えた。貝殻を集めて、砂浜に書かれた字を、上空から眺めているみたいな感じがあった。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 作品を確認(amazon)
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単語の意味
何処とも無く(どこともなく)
上空(じょうくう)
何処とも無く・・・はっきりとした場所は言えないが、なんとなく。どことなく。
上空・・・空の上の方。また、ある地点の上に広がる空。
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博士のいつもの筆跡だった。全体的に丸みを帯び、所々鉛筆がかすれていながら、雑な雰囲気はなく、むしろ記号の形や0の合わせ目には丁寧さが感じられる。用紙の面積に比べ、数式は小さめで、真ん中よりやや上に、慎ましやかに記されている。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
大振りだけど丁寧な字で書かれた手紙は、寛大でありながら細かく心を配ってくれる泉ヶ原さんそのものだった。
瀬尾 まいこ「そして、バトンは渡された (文春文庫)」に収録 amazon
(メモ書きの筆跡からは)多くのものを感じ取ることができた。鉛筆のかすれた跡からは情熱を、ばつ印には焦りを、力強く引かれた二本のアンダーラインからは確信を。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
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過去をふりかえってみるようなつもりで稿を進める
三好 達治 / 詩を読む人のために amazon
字は小さく、硬く角張って、どことなく不自然に見えた。貝殻を集めて、砂浜に書かれた字を、上空から眺めているみたいな感じがあった。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
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