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二杯めのウィスキーを注文した。二杯めのウィスキーというのが僕はいちばん好きだ。一杯めのウィスキーでほっとした気分になり、二杯めのウィスキーで頭がまともになる。三杯めから先は味なんてない。ただ胃の中に流し込んでいるというだけのことだ。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 ページ位置:32% 作品を確認(amazon)
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酒を飲む・体内にアルコールが入る
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前後の文章を含んだ引用
......って帰って読んで下さい。読みたくなかったら捨てて下さい」 彼女は肯いてバッグに手紙をしまった。ぱちんという気持の良い金具の音がした。僕は二本目の煙草に火を点け、二杯めのウィスキーを注文した。二杯めのウィスキーというのが僕はいちばん好きだ。一杯めのウィスキーでほっとした気分になり、二杯めのウィスキーで頭がまともになる。三杯めから先は味なんてない。ただ胃の中に流し込んでいるというだけのことだ。「これだけのために東京からわざわざ来たの?」と彼女が訊ねた。「殆んどそうですね」「親切なのね」「そんな風に考えたことはないな。習慣的なものですよ。もし立場が逆だ......
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酒を飲む・体内にアルコールが入るの表現・描写・類語(アルコール飲料のカテゴリ)の一覧 ランダム5
酒をやめてから容貌 も温厚となり、あの青年時代のきらびやかな美しさは艶消 しとなった
岡本かの子 / 雛妓
一本のビールが心地よく胃の腑に 染み透り、野を馳ける火のように体のすみずみまで熱く広がっていく。
阿刀田 高 / サン・ジェルマン伯爵考「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
疲れた身体に熱い酒をそそぎ入れた。
梶井基次郎 / 冬の蠅
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