ぼんやりと体を覆っていたまどろみ
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 ページ位置:3% 作品を確認(amazon)
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ぼんやり・朦朧・ボーっとする
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前後の文章を含んだ引用
......っすらと浮かぶ肋骨の影、そこから続く、柔らかな腰の曲線。 まだ俺は生で見たことはないけれど、これは間違いなく、女の体だ。 ……女? 俺が、女? 突然に、それまでぼんやりと体を覆っていたまどろみが晴れわたる。頭が一気にクリアになって、一気に混乱する。 そしてたまらずに、俺は叫んだ。 * * *「お姉ちゃん、おーそーいー!」 引き戸を開けて......
単語の意味
体(からだ)
体・・・頭・胴・手足など、肉体全体をまとめていう言葉。頭からつま先までの肉体の全部。身体。体躯。五体。健康。体力。
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その眼はある一点を凝視めていて、すぐ前の道を通るわたしを空気のように無視していました。
大原 富枝 / ストマイつんぼ (1957年) amazon
熱湯の中を漂うように、喧騒の中で沈んでいた。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
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ぐらぐら目まいしながら
太宰治 / 人間失格
意識的に呼吸しないと、息ができないほどだった。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
(尿意を我慢)密着した太腿のぬくもりが、次第に下腹部に吸い寄せられ、こぶし程の塊になってゆく。それは鈍い重苦しさを押しつけてくる。《…略…》下腹部の筋肉は尿意に満ちている。《…略…》どんどん重さを増してくる尿意を、きつくきつく締めつけることしかできない。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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