TOP > 風景表現 > 雪・霜・あられ > 雪景色・銀世界
凍てつく白銀の荒野
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 ページ位置:9% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
雪景色・銀世界
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......どういうわけか、ゴキブリとトナカイの話だけを今でもはっきりと覚えている。それでトナカイの話……。 トロツキーは闇にまぎれてトナカイの橇を盗み、流刑地を脱走した。凍てつく白銀の荒野を四頭のトナカイはひた走った。彼らの吐く息は白いかたまりとなり、ひづめは処女雪を散らせた。二日後に停車場にたどりついた時、トナカイたちは疲労のために倒れ、そして......
単語の意味
白銀(しろがね・はくぎん)
白銀・・・銀色。
ここに意味を表示
雪景色・銀世界の表現・描写・類語(雪・霜・あられのカテゴリ)の一覧 ランダム5
景色は雪のために美しくはなく陰惨にみえた。街の風景の傷口をかくしている薄汚れた繃帯(ほうたい)のようにそれがみえた。
三島 由紀夫 / 仮面の告白 amazon
雪が冷たく燃えるような輝きを増す
川端 康成 / 雪国 amazon
強風のため、砂と雪が白黒のまだらもようを描いている浜
西木 正明 / 『幸福』行最終列車 amazon
このカテゴリを全部見る
「雪・霜・あられ」カテゴリからランダム5
溶け残った汚れた雪が岩のように固く凍りついている
北 杜夫 / 谿間にて「新潮日本文学 61 北杜夫集―楡家の人びと・他」に収録 amazon
降りしきる雪と、荒れ狂う水と、海面をこすって飛ぶ雲とで表わされる自然の憤怒
有島武郎 / 生まれいずる悩み
同じカテゴリの表現一覧
雪・霜・あられ の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ